北九州市と提携
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「北九州市」のホームページ https://www.city.kitakyushu.lg.jp/

「北九州市面会交流支援事業開始記念シンポジューム」に関して

シンポジウム  北九州市は本年(2016年)10月より面会交流支援事業を開始し、「こふれ」が委託先に選ばれた。事業開始を記念して、9月30日に北九州弁護士会館において、面会交流に関するシンポジュームが開催された。テーマは「子どもの健全な成長のための面会交流を求めて」であり、司会は「こふれ」理事長の宮アが行った。シンポジストは、FPIC福岡ファミリー相談室の小西洋子氏、「こふれ」副理事長である黒崎合同法律事務所の東敦子弁護士、本事業の北九州市側の実質上の責任者であった市子育て支援課の田端亮平家庭支援係長であった。
 当日は天候にも恵まれ、80名余の参加者があった。参加者は、市会議員、弁護士本人、弁護士事務所職員、母子生活支援施設(母子寮)職員、北九州市職員、北九州市の区役所の相談員、家事調停委員、家裁調査官、母子寡婦福祉会職員、母子・父子福祉センター職員、新聞記者など多様であった。
 最初に司会から、本シンポジュームの目指すものと「こふれ」の活動実績に関しての紹介を行った。次いで小西さんが、福岡ファミリー相談室での実践をもとに、子どもの成長と関連付けて面会交流の意義に関して紹介した。次に弁護士として面会交流に関わってきた立場から、東弁護士から生々しい面会交流をめぐる法的課題に関しての報告があった。田端係長からは、北九州市で展開される面会交流支援事業の制度的紹介があった。
 その後、シンポジストの発言に対し、参加者からの質問と意見を求めた。参加者からはかなり多様な質問と意見が出され、面会交流に関する関心の高さを確認できる機会となった。内容的には、北九州市の制度に関する質問とともに、面会交流は子どものためになるのか?等の、本質的な質問や意見も出された。最後に、司会から「まとめにかえて」と題して、利用者数を増やす課題と、面会交流の質を高める課題に言及して終わりとした。
 出席者数が少なくて寂しい会合になるのでは、との心配は杞憂に終わり、盛会の内にシンポジュームを終えることができた。ご参加いただいた皆様方に、深く感謝したい。
(宮ア昭夫)

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